ソフビスタジオ「中空工房」で廃棄になるはずだった材料を用いて制作された「UNISUS PPF」。
20パーツ全てを異なる材料で制作。
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ユニサスは時間と空間を自由自在に行き来する最強の架空の生き物です。PPFとはPast Present Future過去現在未来を表し、ユニサスピービーエフは、2つの中心を持つ楕円形の集合体であり、相対する物事を統合する魂と心を持ちます。
アートピースとしてのソフビを作る、という趣旨で企画がスタートした。原型を作り、金型を作り、塗装を施しサンプルが完成した段階で、使用する材料や塗料について、考えさせられる機会があった。ここで改めて、ソフビの制作工程や、生産の背景について、現場スタッフの話を聞いた際、ソフビ制作では、生産方法に起因する余剰材料が発生することや、検品による不合格品が出ることを知った。適切な処理がされているそれらを活用して、ユニサスを個の作品から、概念にまで昇華できないかを検討した。その結果、色も量もまちまちだが、廃棄処分をせずにそれらの材料を利用して、塗装をしないユニサスにしようと決めた。20のパーツ全てが色違い一つとして同じユニサスはいない。過去に学び、現在から未来に向けた冒険の始まりだ。
Mic*Itaya
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付属品:巾着トートバッグ、説明書カード
サイズ:H280×W150×D190mm
素材:ソフトビニール
ミック・イタヤ / Mic*Itaya
多摩美術大学卒。 ビジュアルアーティストでありデザイナー。天使や女神たちを流麗な線で描き、太陽や星の煌めきを愛するロマン主義者。幼少時より、絵がマルコス大統領イメルダ夫人の目に留まり献上されるなど才能を発揮。美大学在学中に、絵やデザイン、ファッション、音楽の仕事を開始、発行したカセットマガジンTRAはNY近代美術館に永久保存される。近年ではアートや伝統工芸に関連した監修や制作も手掛ける。