ビジュアルアーティスト ミック・イタヤ氏による個展 “UNISUS PPF colour adventure”を、2024年3月20日よりJR東京駅構内・VINYLで開催します。会場では、新作イラストレーションやソフビ“UNISUS PPF”を展示販売いたします。
JR東京駅構内・グランスタ東京内にて営業中のギャラリー「VINYL」(ビニール)は、ビジュアルアーティスト ミック・イタヤ氏による個展 “UNISUS PPF colour adventure”を、2024年3月20日(水) 〜 4月1日(月)の会期にて開催いたします。
ユニサスは時間と空間を自由に行き来する最強の架空の生き物です。PPFとは、Past Present Future過去現在未来を表し、ユニサスピーピーエフは2つの中心を持つ楕円形の集合体であり、相対する物事を統合する魂と心を持ちます。
なめらかな流線で描かれた ‘ユニサス’は、ミック・イタヤが描くイラストレーションから飛び出し、ソフビ、アクリル、様々な物体を通し、色を巡ります。
ギャラリーでは、本個展の開催のきっかけとなった、アートピースとしてのソフビ “UNISUS PPF” の展示販売をはじめ、廃棄される運命にあるアクリルを素材として制作した“UNISUS UNIT”、ZINE「IRO IRO IRO HARU」、そして描き下ろしの新作イラストレーションの展示・販売を行います。
捨てられる運命にあったソフビゾルやアクリル板を利用し生まれる無数の色は、‘ユニサス’が辿った冒険の軌跡でもあります。ぜひ会場にてその軌跡をご高覧ください。
■アートピースとしてのソフビ “UNISUS PPF”
本個展は、アートピースとしてのソフビを作る、という趣旨で企画がスタートしました。原型を作り、金型を作り、塗装を施しサンプルが完成した段階で、使用する材料や塗料について、考えさせられる機会があった。ここで改めて、ソフビの制作工程や、生産の背景について、現場のスタッフの話を聞いた際、ソフビ制作では、生産方法に起因する余剰材料が発生することや、検品による不合格品が出ることを知った。適切な処理がされているそれらを活用して、ユニサスを個の作品から、概念にまで昇華できないかを検討した。その結果、色も量もまちまちだが、廃棄処分をせずにそれらの材料を利用して、塗装をしないユニサスにしようと決めた。20のパーツすべてが色違い一つとして同じユニサスはいない。過去に学び、現在から未来に向けた冒険の始まりだ。
ミック・イタヤ/Mic*Itaya
多摩美術大学卒。 ビジュアルアーティストでありデザイナー。天使や女神たちを流麗な線で描き、太陽や星の煌めきを愛するロマン主義者。幼少時より、絵がマルコス大統領イメルダ夫人の目に留まり献上されるなど才能を発揮。美大学在学中に、絵やデザイン、ファッション、音楽の仕事を開始、発行したカセットマガジンTRAはNY近代美術館に永久保存される。近年ではアートや伝統工芸に関連した監修や制作も手掛ける。
https://www.micitaya.com