<写真家・野村恵子×女優・冨手麻妙の異色セッション!>
冨手麻妙は、10代の頃からのグラビアアイドルとしての活動に始まり、演技のなかで裸になるシーンなどを、女優として体当たりでおこなってきた。
そのなかで、誰のものでもない自分自身の裸について考えるようになった。
またコロナ禍で現場での撮影はストップし、自宅待機を余儀なくされるなかで、カラフルなボールペンを駆使した絵画作品を描き始める。
当初それは誰に見せる為のものでもなく、閉塞化していく世界に対する自己防衛のひとつでもあった。
その作品を見た写真家・野村恵子が、冨手のアーティストとしての素養を見出し、ふたりは「自分たちの裸を取り戻す」という意志のもと、今回のプロジェクトを始動した。
「自分のヌードに自らイラストを描くという行為は、自分で自分の好きな服を着せてあげているという感覚がある」とInstagramに思いを綴る冨手。
冨手の「自分のカラダの所有権は自分にある」という、女優として活動するなかで自身のテーマにしている感情を、野村恵子による写真と、それに重ねられるイラストレーションを通じ表現した二人の共同制作の“始まり”として本書『天国 HEAVEN』を刊行します。
また、本書の刊行に合わせて、『天国 HEAVEN』の特設サイトを開設。
冨手麻妙・野村恵子による、本書の狙いや制作秘話を公開します。
『天国 HEAVEN』の特設サイト:
https://books.kenelephant.co.jp/pages/heaven