美味しいものが大好きな少女が訪れたお店は、純喫茶「さぼうる」。森のような外観、洞窟のような店内、やさしいマスター。そして、店の名物・七色のクリームソーダに出会う。何色を注文したらいいか迷っちゃう女の子は、“色鮮やかで、あま〜い”夢の世界へ……。
■2000軒以上を訪ね歩いた屈指の純喫茶愛好家が贈る、名店を描いた物語
「昭和」の影響を色濃く残す、「純喫茶」。ナポリタンやプリンアラモード、クリームソーダなど、昭和の味に魅了された令和の若者が足しげく通うなど、「純喫茶めぐり」ブームが続いています。ケンエレファントでも、純喫茶の魅力を届けたいと、ミニチュアフィギュア化したアイテムを続々とリリース。これまでに2000軒以上の純喫茶を訪れた難波里奈さんを監修に迎えた、純喫茶への愛が詰まったミニチュアフィギュアは、発売のたびにSNSを中心に話題となっています。
[体裁]
書名:なないろのクリームソーダ
著者:難波里奈[作]/oyasmur[絵]
仕様:30ページ
定価:1760円(税込)
刊行予定:2021年11月24日
ISBN 978-4-910315-08-9 C8771
発行:ケンエレブックス
発売:クラーケンラボ
<作>難波里奈(なんば・りな)
東京喫茶店研究所二代目所長。日中は会社員、仕事帰りや休日にひたすら純喫茶を訪ねる日々。「昭和」の影響を色濃く残すものたちに夢中になり、当時の文化遺産でもある純喫茶の空間を、日替わりの自分の部屋として楽しむようになる。近著に『純喫茶とあまいもの 京都編』(誠文堂新光社、2020年)など。
Twitter:
https://twitter.com/retrokissa
Instagram:
https://www.instagram.com/retrokissa2017
<絵>oyasmur(オヤスマー)
イラストレーター。秋田出身。
美大在学中にハンドメイド雑貨の出店をきっかけに活動を始める。書籍・雑誌の挿絵、広告、音楽アートワークなどで絵を描く。日常はたまた夢の中に感じたさびしさやきらめきを描きとめている。
Instagram:
https://www.instagram.com/oyasmur
<「さぼうる」について>
本の街・神田神保町にあるこの喫茶の名店は、1955年創業。店名からは「サボる」という言葉を連想しますが、スペイン語の「味わい」を意味するそう。
もう日本でも数少ないといわれている現役のレトロな赤電話を横目に、どこか南国の雰囲気を感じる入口をくぐると、地下、1階、中2階からなるゆったりした店内が現れます。
長い年月の間に壁を埋め尽くした落書きを眺めるのもこちらでの過ごし方の醍醐味。
当初はみどり色のみだったクリームソーダも6種類から選べるようになり、この絵本をきっかけに更に1色ふえて7種類に。
わくわくする秘密基地のような空間で、この日だけは好きなものばかり召し上がるご褒美の時間をいかがでしょうか?
Twitter:
https://twitter.com/sabor_jimbocho
Instagram:
https://www.instagram.com/sabor_jimbocho/