この本は新しいタトゥーの時代を開こうとしている。自然力を封じ込めた美しい呪的紋様を直に皮膚に彫り込み、深く身に纏う。トライバルタトゥーは人間と自然の間に力強い美の通路を開く。21世紀の都市的文明を生きる人類が見出した新しいコスチューム!――中沢新一(人類学者)
バックパッカーの旅費稼ぎから始まった彫師としてのキャリアは、やがて世界の民族刺青を求めるフィールドワークに発展し、さらに時空を超えて縄文へと繋がる。
日本を代表するタトゥーアーティスト・大島托が、トライバルタトゥーをめぐるリアルな習俗と歴史、そして現在を描き出す旅の記録。
大島托は、ラスベガスで開かれたタトゥー展で特別展示アーティスト5人のうちの1人に選ばれた、トップクラスの“彫師”です。本書は、世界各地のトライバルタトゥーをめぐるリアルな歴史と今がわかる珠玉のエッセイ集。刊行記念イベントでは、ハンドペイントによるオリジナルソフビ作品なども展示販売します。
【大島托『一滴の黒 Traveling Tribal Tattoo』刊行記念展 “TABU”|展示詳細】
会期:2022年6月11日(土)〜6月23日(木)*会期中無休
開廊時間:平日・土曜 8:00〜22:00(日・連休最終日の祝日 8:00〜21:00)
*最終日6月23日(木) は19:00にてクローズ
会場:JR東京駅構内 1F グランスタ東京内 VINYL「VINYL GALLERY」
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内(改札内)1F グランスタ東京
https://vinyl-store.jp/event/tabu/
<著者プロフィール>
著者:大島 托|Taku Oshima
1970年、福岡県出身。タトゥースタジオ「APOCARIPT」主宰。
黒一色の文様を刻むトライバルタトゥーおよびブラックワークを専門とする。世界各地に残る民族タトゥーを現地に赴いてリサーチし、現代的なタトゥーデザインに取り入れている。2016年よりジャーナリストのケロッピー前田と共に縄文時代の文身を現代に創造的に復興するプロジェクト「縄文族(JOMON TRIBE)」を始動。
▼「APOCARIPT」公式サイト:
http://www.apocaript.com/index.html
写真:KENTA UMEDA|ウメダケンタ
1985年、東京都出身。写真家。現代の祈り、異教、踊りと祭り。タトゥーを入れたことでタトゥーの入った身体に興味を持ち縄文族の撮影をおこなう。
▼ Instagram公式アカウント:
https://www.instagram.com/umep85/
【書籍情報】
書名:一滴の黒 Traveling Tribal Tattoo
著者:大島托
写真:KENTA UMEDA
仕様:四六判並製/400頁
定価:本体2,400円+税
刊行日:2022年6月23日
ISBN 978-4-910315-15-7 C0071
発行=ケンエレブックス
発売=クラーケンラボ