2023.08.16 〜 2023.08.28

VINYL GALLERY vol.63
本柳礼文 & 広く。 two person exhibition

雪崩式二人展 / ナダレシキニニンテン

VINYL GALLERYではペインター・本柳礼文とイラストレーター・広く。とのふたり展「雪崩式二人展/ナダレシキニニンテン」を企画いたしました。
”プロレスへの愛”が共通しているも作風では対象的にもみえる両者が
それぞれ異なった視点と表現方法を用いて、二人でしか成せないドリームマッチを開催します。


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ポルノのようだ。

プロレスについて、そう感じた事がある。
四角いマットの上で裸の人間たちが汗をかきながら絡み合う。相手を受けては返す。
時に予定調和で、
時に予想外で、
時に真剣勝負だ。

わたし達の欲望のスイッチを押しては渇きを満たす。肉体は踊る。

達者な者や下手な者、顔や身体だけが魅力の者がいて、眩しくも妖しいスターがいる。
滑稽で、強く、
猥雑で、哀しく、
秘密めいた非日常がある。
誰もが簡単には出来ない、消耗も激しいはずだ。

同じではないし、決して馬鹿にして例えているわけではない。
わたし達の多くは、誰に言わずとも夜毎、それを観ては欲望を埋めているのだから。

可笑しさと美しさが螺旋になって昇る時、奇跡は起こるだろう。
私には、その時こそが人間そのものなのだ、と思えてならない。

本柳礼文 / reimon motoyanagi

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「プロレス技」の美しさにずっと惹かれていました。
生身の肉体が織りなす造形美、しかもそれには
「相手にダメージを与える」という明確な目的がある特殊性。

「プロレス」を自分には関係のない世界だと思っている人にも技の魅力を伝えたい。
それなら、プロレスラーという“非日常の身体”(ムキムキの筋肉、コスチューム、覆面等)を
“真逆のもの”に置き換えることで技そのものの凄さ、美しさが際立つのでは。
そこからはじまった「プロレス+女子=プ女子」の世界をご覧ください。

広く。 / HIROKU.

会期2023年8月16日(水) ~ 8月28日(月)
※会期中無休
時間平日・土曜 8:00 ~ 22:00 / 日・連休最終日の祝日 8:00 ~ 21:00
※展示販売最終日8月28日(月)は19:00にてクローズいたします。
※当面の間、上記時間にて開廊しています。
※会期や開廊時間は変更になる場合がございます。
問合せinfo@vinyl-store.jp

プロフィール

本柳礼文 / reimon motoyanagi

2002 多摩美術大学彫刻科中退
2002 本柳礼文展 
2005 石橋貴男と本柳礼文
2007 Reimon Motoyanagi
2018 RAW and PRIMITIVE(the blank gallery)
2019 PAPER WORKS(the blank gallery)
2020 reimon motoyanagi(the blank gallery)
2021 氷月の獣(the blank gallery)
2022 10years unplanned(the blank gallery)
2022 named (the blank gallery)
https://www.instagram.com/reimonmotoyanagi/ 

広く。 / HIROKU.

2010年から女子中学生らがプロレスごっこをする
技図鑑のイラストを中心としたブログ『プ女子百景《プロレス女子図鑑》』を運営。
「プロレス+女子」をテーマに創作を続けています。
近年はデジタル作品のほかに「リバースグラスギルディング」「シルクスクリーン」の
技法を用いた作品も制作しています。
その他プロレスにまつわる各種デザイン、イラスト、漫画も担当。
https://www.instagram.com/hiroku_hiroku/