僕をつくったあの店は、もうない――。
子供の頃、親に連れられて行ったレストラン、デートで行った喫茶店、仲間と入り浸った居酒屋……。誰にも必ず一つはある思い出の飲食店と、舌に残る味の記憶。
「どこにあるかわかんねー」とか「もうなくなっちゃったよ」とか「事情があっていけない」、あるいは「くっそまずくてもう行かねえ!」とか、そういう誰かの記憶に残るお店の数々を、人気芸人からアイドル、作家、ミュージシャン、映画監督、芸術家、マンガ家、イラストレーター、クレイジージャーニー、クリエイター、編集者に女王様まで、各界の著名人総勢100人が100通りの文体で綴る悲喜こもごもの人生劇場。
もう行けない店、味わえない味、酔っぱらえないカウンター。100人の記憶と100軒の「二度と行けないあの店」について、640頁の大ボリュームと都築響一による写真でお届けする追憶のグルメガイド――。
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珠玉の8話を大公開!
序文 Neverland Diner
001 大島の漁師屋台=都築響一
006 あってなくなる=俵万智
019 池袋ウエストゲートカツ編=イーピャオ/小山ゆうじろう
023 呪いの失恋牛すじカレー=谷口菜津子
027 佐野さん、あのレストランの名前教えてよ。=九龍ジョー
062 深夜の路地で、立ち食いサラダバー=椋橋彩香
073 永遠の21秒=豊田道倫
090 バーニングマンのラーメン屋台=柳下毅一郎
体裁
書名:Neverland Diner――二度と行けないあの店で
編者:都築響一
編集:臼井悠
装丁:渋井史生(PANKEY)
体裁:四六判変形/並製/カバー装
頁数:640頁程度(カラー写真頁含)
定価:3,300円+税
刊行予定:2021年1月22日
ISBN 978-4-910315-02-7
C0095