写真は“学ぶ”ものなのか。
ただギターを弾いて、ノートにリリックを書くように、写真だってデジカメやスマホで撮りまくればいい。 思いや衝動がもっともダイレクトに、エモーショナルに表現と結びつく視覚の楽器、それがカメラなのだから。
写真界の外側にいる孤独な長距離走者たちが、いま突きつける写真の本分。
コラージュ、ダクト、太もも、SLと美女など、特異な撮影手法や被写体、さらにはカメラすら使わずに写真表現を続けるフォトグラファー13名の作品とヒストリーを、オールカラー、日英バイリンガル仕様でお届けする作品集‼
目次
Prologue カメラオヤジの壁|The Camera Geek Wall
木原悠介|Yusuke Kihara
大倉史子|Fumiko Ohkura
北村 公|Koh Kitamura
mimi|mimi
井口直人|Naoto Iguchi
青木大祐|Daiyuu Aoki
露光 零|Ray Tsuyumitsu
Column 間違いだらけのカメラ選び|Choosing the Wrong Camera
島尻武史|Takeshi Shimajiri
今井次郎|Jiro Imai
北村千誉則|Chiyonori Kitamura
天野裕氏|Yuji Amano
杉浦 篤|Atsushi Sugiura
山口慧太郎|Keitaro Yamaguchi
後記|Postscript
「ゆびさきのこい」について|About “Yubisakino Ko i”(“Love at Your Finger tips”)
体裁
書名:Outsider Photography in Japan ゆびさきのこい
編者:都築響一
英訳:マーク・ロビンソン(Mark Robinson)
編集:五十嵐健司
デザイン:渋井史生
体裁:A4判
頁数:288頁
言語:日英併記(一部日本語のみ)
定価:3,800円+税
刊行日:2024年8月26日
ISBN 978-4-910315-43-0
著者プロフィール
都築響一(ツヅキ キョウイチ)[編]
1956年東京生まれ。1976年から1986年まで「POPEYE」「BRUTUS」誌で
現代美術・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992
年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻
の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写
真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。1993年、
東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、
『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現
在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。2012年よ
り有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’weekly』を配信中。近著に
『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)、『Neverland Diner 二度と
行けないあの店で』(ケンエレブックス、2021年)、『IDOL STYLE』(双
葉社、2021年)、『Museum of Mom’s Art 探すのをやめたときに見つかる
もの』(ケンエレブックス、2022年)など。