これは、ためにならない絵本です
ある日うんちをしたら、一緒におしりの穴までトイレに落ちてしまいました。おしりの穴がないと、うんちがおしりから出られません。そこで、穴は自分のおしりを探す旅にでかけます……。社会現象や時事問題をもとにした、シニカルでジョークの効いた作風が国内外で人気の現代美術作家・加賀美健による、『くっつけてみよう』につづく絵本シリーズ第2弾。
おしりの穴が、穴に落ちる?予測不能でシュールな展開に目が離せない。
りきみ過ぎな世の中に風「穴」を開ける、子どもも大人も思わず笑みがこぼれるナンセンス絵本の登場!
体裁
書名:ぼくのおしりどこ?
著者:加賀美 健
編集:伊勢春日(VOILLD)、五十嵐健司
体裁:A4判変形/上製/カバー装
頁数:32頁
定価:本体1,500円+税
刊行日:2024年11月23日
ISBN 978-4-910315-46-1 C8771
著者プロフィール
加賀美 健(かがみ・けん)
現代美術作家。1974年東京生まれ。東京を拠点に制作活動を行う。国内外の美術展、アートフェアへの参加、企業やブランドへの作品提供など、幅広く活動をしている。社会現象や時事問題、カルチャーなどをジョーク的発想に変換し、彫刻、絵画、ドローイング、映像、パフォーマンスなど、メディアを横断して作品を発表している。2010年に代官山にオリジナル商品などを扱う自身のお店(それ自体が作品)ストレンジストアをオープン。
主な著書に絵本『くっつけてみよう』(ケンエレブックス、2021)、『現代美術作家・加賀美健の最近、買ったもの。』(PARCO出版、2024)など。
著者のことば
ためになる絵本は良く耳にしますがためにならない絵本は聞いたことがありません。
ためになるということも大切ですが、子供ってそんなことよりくだらなかったり面白いものにとても敏感で、その時にしか感じえない特別な感性を持っていると思ってます。
とても純粋でそしてとても直感的で。
僕も今でもそのような気持ちは作品を作る上でとても大切にしています。
世の中ためにならないことが実はためになってる
なんてことがあるかもしれませんしね。