ヒトはなぜ性器を祀るのか?
神話、伝統、観光客誘致から悪ふざけにでっち上げ。かつて存在し、担い手不足、コンプライアンス、コロナ禍を乗り越えていまも繰り広げられる日本の性器崇拝祭り。寒さに負けず、セクハラにも負けず、性器崇拝祭りの現場を女ひとり駆け巡り、民俗、郷土資料から性器崇拝/性的儀礼の過去と現在をえがきだしたフィールドワークの集大成。
メディアからも注目される〝性祭ウォッチャー”による現代フォークロアの記録。
魔羅をたずねて三千里!
東に男根神輿あればまたがりに、西に男根踊りあれば追い回されに行く。ニッポンの祭りは下半身の解放空間だったのか!
マジメな顔したこの国の、実はちまたにあふれる性器崇拝の現場を駆け巡る、これぞ体験的民俗学。──都築響一
体裁
書名:日本性祭巡遊記
著者:深沢佳那子
編集:五十嵐健司
デザイン:孝学直
DTP補佐:木原香苗
体裁:四六判/並製/カラー
頁数:320頁
定価:2,500円+税
刊行日:2026年9月20日
ISBN 978-4-910315-70-6
C0039
著者プロフィール
深沢佳那子(ふかざわ・かなこ)
1989 年生まれ、群馬県出身。
学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程中退。
上代文学に描かれる性器表現の研究を端緒に、現代における性器崇拝/性的儀礼の祭礼「性祭」を数多く巡る。
『ROADSIDERSʼ weekly』にて「日本性祭紀行」連載。
論文に「記紀神話における性器の描写──描かれたホトと描かれなかったハゼ」『学習院大学人文科学論集24』(2015)、「祭りにおける性的儀礼の正当化──伊豆稲取どんつく祭りと素盞嗚神社の夏祭りを通して」『現代民俗学研究 12』(2020)。
世を忍ぶ仮の姿はピラティスインストラクター。
目次
はじめに
【一章】どんつく祭
【二章】稲取の夏祭り
【三章】しねり弁天たたき地蔵祭り
【四章】道鏡様祭り
【五章】へいさんぼう
【六章】八朔祭り
【七章】姫神祭
【八章】おめつき
【九章】美ケ原温泉道祖神祭り
【十章】雪中花水祝
【十一章】牛蒡祭り
【十二章】市之瀬の秋祭り(南伊豆太鼓祭り)
【十三章】伊浜の秋祭り(南伊豆太鼓祭り)
【十四章】枋ノ木神社金勢祭
おわりに
コラム「性器崇拝のルーツを求めて」「なんで女性器はないの?」ほか

